ウォーキングコース詳細
西縁沿いに見沼たんぼの歴史と自然に触れる(中央)
浦和博物館を起点とし、馬場小室山遺跡、氷川女體神社、見沼氷川公園、大牧自然緑地等を見学した後、最終地点は浦和くらしの博物館民家園に至るコースです。
途中、見沼代用水西縁や芝川の柔らかな川風にも触れながら、カルガモ(カモ科)やオオバン(クイナ科)等が群れをなして泳ぐ姿を楽しむ事が出来ます。こうした水路は見沼たんぼに農業用水を運び込み、たんぼを潤したあとの農業用水を排出するために使われてきた水路で、今でも使用されております。
当時はこの水路を使用して、近くの多くの村々と江戸との間に船運による物流が盛んに行われておりました。江戸に向けての主な物資は、年貢米、炭、野菜、柿渋、薪…などで、江戸からは肥料、塩、雑貨…等が運び込まれてきました。
「浦和博物館」
旧埼玉師範学校の校舎の1部・「鳳翔閣」の胴部外側を復元して使用。この閣の名は、明治11年、明治天皇が東海北陸地方を行幸された際、太政大臣三条実美によって命名される。館内には、馬場小室山遺跡人面画土器を初め、見沼通船堀閘門模型、見沼通船機材…等が展示されている。
「氷川女體神社」
江戸時代以前は大宮氷川神社と同格で有ったが、明治期の社格制度によって大宮氷川神社は官幣大社に氷川女體神社は郷社となる。享保年間に至るまで続いた御船祭りは、現在は磐船祭として毎年5月4日に行われている。
「見沼氷川公園」
昔はこの辺り一面がたんぼであり、秋の収穫期には雀等の鳥が折角実った稲を食い荒らしに来るので、これを防ぐために「案山子」をあちこちに立てた。文部省唱歌に歌われている「案山子」は、この風景を歌ったもので、園内には案山子の記念碑が建てられている。
「大牧自然緑地」
シデ、クヌギ、コナラ、アオハダ等を主体とした落葉広葉樹が多く見られる。みどり愛護会の活動により、絶滅危惧種のキンラン、ワニグチソウ、シュラン等が復元している。同会の、見沼の斜面林の活動地は5箇所あるがそのうちの1つになっている。
「浦和くらしの博物館民家園」
市内に伝わる伝統的な建造物の保存を図るとともに、過去の生活用具等の民族資料を収集・保存をした屋外博物館。時期を迎えると園内では「古代蓮」等も見る事が出来る。
コース詳細
コース | JR北浦和駅 → 浦和博物館 → 馬場小室山遺跡 → 氷川女體神社 → 見沼氷川公園 → 大牧自然緑地 → 見沼用水西縁 → 浦和くらしの博物館民家園 → JR浦和駅 |
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その他立ち寄り地 | |
距離/所要時間 | 約5km / 約4時間 |
最寄駅 | 最初のガイド地:JR北浦和駅、最終のガイド地:JR浦和駅 |
トイレポイント | JR北浦和駅、浦和博物館、見沼氷川公園、浦和くらしの博物館・民家園、JR浦和駅 |
AED設置個所 | JR北浦和駅、浦和博物館、JR浦和駅 |
浦和博物館 |
見沼代用水西縁 |
氷川女體神社 |
大牧自然公園 |
馬場小室山遺跡 |
浦和くらしの博物館民家園 |